大型のマシニングセンタ・平面研削盤を保有しているダイキョー精機株式会社は、今回ご紹介するようなサイズが大きく、研磨をしないと寸法精度や幾何公差が出せないような、大きな研磨プレートの加工を得意としています。
このプレート加工品は厚み16mmと比較的厚めですが、320角という大きなプレートに平行・平面度0.02の要求があります。これを達成しようとすると、高精度加工が可能な当社のマシニングセンタを持ってしても対応ができません。こうしたケースは平面研削盤による追加工を行わないといけません。
さらにご要求の精度・幾何公差を達成するために重要なポイントとしては、中央にある大きな穴加工の部分です。単純なプレート形状であればまだしも、こうした形状は必ずひずみ・ゆがみが発生するものです。当然ながらこのひずみ・ゆがみを考慮して切削を行わないと、研磨ができなかったり（厚みが足りない）、あるいは研磨に時間がかかったり（研磨し続けないと規定の厚みまで達しない）ことがあるのですが、ダイキョー精機株式会社ではこれまでのどんな工程・方法をとればどれだけ歪むのかのデータも蓄積しておりますので、こうした他社が難しくて敬遠するようなプレート加工品でも、一発で仕上げることが可能です。