今回は、ダイキョー精機株式会社が保有するマシニングセンタならではの加工品についてご紹介させて頂きたいと思います。このブラケット形状のブロックと呼ばれる加工品は、一見するとただの加工品？と思われるかも知れませんが、実は、S50Cという比較的硬い素材を切削しなければならないため、通常のマシニングセンタではなかなか切削ができない、という代物です。いわゆる重切削の部類に入るため、BT#40だとほぼ削れません。ダイキョー精機株式会社が保有するマシニングセンタはBT#50ですので、こうした重切削を求められる加工品でも、問題なく切削を行うことができる、という訳です。
また、もう一つのポイントは、寸法精度です。今回のお客様からのご要求は寸法精度：±0.01となっている上、イケール的に使用するので直角度も必要です。これに対応するためには、さすがに重切削対応のマシニングセンタでは対応ができないので、ダイキョー精機株式会社ではマシニング加工と研磨の双方を活用して要求精度を出しています。つまり、この双方を成り立たせようとするなら、マシニングセンタも平面研削盤もな設備していないと対応ができない、ということになります。